クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

隣人の自分

とあるイベントがあり、隣の県まで行きました。隣の県と言ってもずいぶん遠い。

 

3日間のイベントですが、初日は所要のために欠席。翌日から参加するために、初日の夜に現地に入りました。予定より早く着いたので、チェックインを済ませて一人食事に行きました。駅前のホテルだったので、少し歩けば飲み屋街、といったところです。

お酒に弱い私は、何かしらの集まりの時に付き合い程度に飲むことはありますが、日頃ほとんどお酒は飲みません。この日もそんなつもりはなかったのですが、美味しそうな料理が出てきそうな店を探してウロウロと歩き回っていると、どうにも小汚い飲み屋が魅力的に見えてきました。こういう店に一人で入ることには抵抗がない、むしろ人を連れて行きにくいので一人の方が入りやすい、という思いが後押しして、一軒の飲み屋に入りました。カウンターしかないこぢんまりとしたお店でした。

お米が好きだからなのか、なぜか相性のいい日本酒をちょびちょびとやりながら、刺身やてんぷらに舌鼓を打つ。この手の店はやはり美味しいものを出してきます。なんだか酒飲みみたいで滑稽です。

 

翌日、悪天候だったこともあり、イベントはグダグダ感満載でしたが、一応大人の対応はしたものの、懇親会はさすがにひどすぎました。イベントの主催者たちの気の利かなさは、運営を手伝っていた学生たちにも当たり前のように波及していて、実に退屈でフラストレーションの溜まる懇親会、もとい、単なる食事、いや、食事もさほど満足にできない無駄な時間でした。お開きとなり、帰り際にようやくまともそうな人と会話ができたことだけが唯一の収穫でした。

ホテルに戻り、まだ時間も遅くなかったので、満足しきっていないお腹と心を満たすために、前日とはまた違う、カウンターしかない小汚い飲み屋に入りました。客も少なかったので、大将のオススメを何品かとやはり日本酒を頼みます。もともとが弱いのでたいして酒は進まないのですが、土地の名物は驚くほど味わい深く、これまで知らなかったことがもったいないくらいでした。二日続けてこんなことをして、いよいよ酒飲みみたいで滑稽です。

 

翌日、やはり乱雑なイベント進行にもめげず、なんとか大人の対応をみせ、お昼までのイベントをやり過ごして岐路につきます。

 

すぐ隣にでもいそうないわゆる世間一般の大人と言われる人たちがやるようなことを、わざわざ隣の県で実践することになるとは思っていませんでしたが、家に帰るといつも通り簡単なご飯を作り、撮りためたアニメを観ながら、緑茶片手に一人で食しました。