クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

180°回ってから360°見渡してみる

今の仕事をスタートさせて4年目に入りますが、一昨年、去年と、人を雇えばいいのに、というようなことを幾人かから何度となく言われるようになりました。それが口で言うほど簡単なことではないことを私はひしひしと感じていました。もしかするとそれが一番難しい仕事なのではないかと思うほどです。

 

なぜそんなに難しいのかと考えると、責任の大きさと範囲に集約されるように思います。

 

まず一つは、雇うことになる人の人生の一部、しかも場合によってはとても大きな一部を背負うという責任です。家族がいればその家族まで含めた責任になるかもしれません。そのためには、本当に継続して利益を生み出すことができるのか、組織を継続して発展させていけるのか、そういった現実的な問題がここにあります。

 

もう一つは、その人の言動に対する責任も抱え込むということです。直接的にしろ間接的にしろサービスを提供する相手がいますが、その人の言動によって良くも悪くも質が決まってきます。そこから引き起こされる現象を良くも悪くも受け止めなければならないのです。そのためには、その人をどの程度信頼できるかどうかという問題になります。

 

これらは、大きな組織であればあるほど、あるいは仕事内容が決められていればいるほど、抱える責任は小さく、狭くてすむのでしょう。ただその数が多いということでもあります。一方の小さな組織は、数は少なくともその責任の重みは著しくますように感じます。責任をとる、ということが何を意味するのかは実に曖昧ですが、それでも全てにおいて責任をとる覚悟ができなければ、人を雇うということはできないと思うのです。

 

そう思えばこそ、人を雇えばいいのに、という簡単な言葉にも少し懐疑的になってしまうほど神経質になってしまうのです。

 

しかしながら、反対に、人は組織を辞めることがどれだけその組織にとって大きなダメージを与えることになるのかということについて、それほど深刻には考えないものであることもまた当然のことです。お互いがお互いの責任を担いあう関係が築けるといいのですが、やはりなかなかそうはいかないのです。

わずか5年足らずで前の職場を辞めた私が言うことではありませんが。

 

 

今年に入り、ようやく一人、迎え入れる体制が整いました。

傍から見たらなんのことはないようなことでしょうが、私にとっては大変なことです。

さて、どうなることやら。