クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

坂道

世の中である程度の割合で聞かれるようなことを、本人の経験談をだらだらと話したうえでしみじみと語られたとして、いったい受け手にはどのように届くのだろうか、と気になり始めました。

 

ちょっと長めの打ち合わせの終盤に、まだ私が距離を詰め切れていない人がそういうことを言っていて、続けてまた別の人、これまた私がまだまだ距離を詰め切れていない人が同じように別の話の流れでそういうことを言っていました。

どこか冷めた目で見てしまうという私の悪癖が出てしまい、この二人の話を聞き流そうとしたのですが、変にひっかかってしまいました。もちろんいい意味で引っかかったのではなくて。前者の話は、ああまたか、という感じで、後者は、ああそうですか、という感じで。

発想とか、考え方とか、ちょっとでもなるほどと思わせてくれたり、オリジナリティがあるようなものであればまだよかったのでしょうが、本当にありきたりすぎて、しかもそのありきたりをこれ見よがしなふうに語る様子に、私は辟易としてしまいました。

 

でも、思い返せばその数日前、私は友人と食事をしたのですが、その友人はいつも通り本当にたいして面白くもない、特段興味を引くようなものでもない話を、マイペースにダラダラと話していました。私はしばらくは話を聞いているのですが、そのうち聞き流しタイムに入り、しばらくしてからまたそれなりに聞きだします。

これはいつものパターンで、私はそれでいいし、友人もちゃんと聞いてなくても別にいいと思います。 

 

それを考えたとき、やっぱり自分のことを話すのは、自分とフラットな関係の人にだけしかしたくないな、と思いました。

 

でもやっぱりそれではダメなんだろうなとも思いました。