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クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

穏やかでいられない

10歳ほど年下の若者と食事をする機会がありました。

 

彼は今、とても幸せだそうで、とにかく毎日が楽しいそうです。

こんなことやあんなことをしていて、こんな本やあんな本を読んで、それからこんなことを考えていて、今度はあんなことをしようと思っていて、と、とにかく嬉しそうに話をしてくれました。ときに、こんな風に考えているけれどどう思うかという質問も受けます。それに対して、素直に否定的な意見で返すあたりは少し大人げなかったかもしれません。

 

彼はとてもポジティブで、とにかく思ったことはどんどんやってみよう、うまくいかなかったらまた次のこと、というようなタイプです。そして、さもそれがいいことであるかのように、いいことであることを疑わずにいるのです。私のまわりには少なからずそういうタイプの人(あるいはそのように見せている人)がいるのですが、彼はまだ若く、それを包み隠すことなく思いっきり表に出してきます。

 

それによって、あらためてわかりました。

そういう人たちは私には眩しすぎます。

眩しすぎて、少し辛いです。

 

私は彼のことが好きですし、そういうタイプの人の中にも私が尊敬している人や仲のいいる人もいます。しかし、いつでもどこでも無条件で受け入れられる人になり得るかというとそれはどうしたって難しいみたいです。どこか引け目を感じてしまうというか、自分の生き方が否定されるような気がしてきてしまうときもあるのです。

 

そういう人たちが中心になって世の中を作っていくのだろうと思います。なぜならポジティブだからこそそういったことができるという側面があるからです。また、それによって、そういう人たちが生きやすい世の中が広がっていくのではないかと思います。

 

基本的な人生戦略がネガティブである私は、そういう世の中がいささか苦手です。

 

ネガティブを踏まえたポジティブ路線や、ポジティブを踏まえたネガティブ路線がいいのですが、そのバランスはたいそう難しいようです。