読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

なんでやねん

前の職場の後輩が結婚しました。式と披露宴に呼ばれました。2ヶ月ほど前のことです。

 

秋口に結婚の報せを聞いてからしばらくして、再び電話が鳴りました。余興をお願いしたいとのことでした。少しばかりのエンターテイナー魂を持つ人なら分かると思いますが、こういうお願いは断れない性分です。すぐに引き受けました。聞けば、披露宴に出席する人の中で、私の知り合いは4人。うち3人は遠方にいて、そのうち2人はさほど親しいわけでもないという状況で、ちょっと不安になりました。

 

結婚式での余興といえば、もう7,8年前に一度やったことがありますが、その時は大学時代の先輩の結婚式で、かなり偏ったことができたし、それがその先輩の望んだことでもあったと思うのでよかったのですが、いわゆる結婚式の余興らしいものではありませんでした。それからというもの、余興には関心をもってみたりしていたのですが、どうもいわゆる余興らしいものはしっくりこなかったのです。

そんな私、そもそもが万人受けしないことで有名な私ですが、その私に余興を頼んできたということは、それなりの覚悟があるだろうと思いまして、やりたいことをやることにしました。余興でやりたいこと、それは漫才です。

 

近くにいる1人とは、ある程度日常の笑いの感覚のすり合わせができていたので、この感じを出していくのがベストかと思いましたが、普段の感じを知らない人たちばかりの中でウケるのか、心配でもありました。そこで、奥の手を用意することにしました。遠方に住むもう1人です。その人はとても芸達者で、いわゆる万人受けタイプのことを単独でかなり高いレベルでできるのです。そこで、漫才の最後のあたりにその出し物を配置することで、質の保証をすることにしました。うまくそこにつながる漫才にしないといけませんが、これで一安心です。

漫才の方は、なんとなく頭でイメージしたものを1時間ほどで一気に書き上げまして、3度ほど合わせて当日を迎えました。

 

本番は、思ったよりもウケました。

演出上、漫才よりも最後の出し物が引き立つというものになっていましたが、それも含めてほとんどプラン通りにいきました。散りばめたボケのウケ具合はまちまちで、思った通り失敗したところもあれば、思ったよりウケなかったところもありましたが、思った以上にウケたところもあって、そのギャップが楽しめるのは、やはり提供者だけの特権であると思いました。自分の好みだけにこだわらず歩み寄るようにすれば、知らない人たちを相手にしてもそれなりにできるという手ごたえがありました。また機会があれば、漫才だけでも 十分やれそうな気になってしまいます。

 

こうして、少しずついろんなことができるようになっていきたいです。