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クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

どこからともなく四重奏

昨年、秋から冬に差し掛かっていた頃、大学時代の友人たちと会いました。もう一人を含めた4人で会えたらよかったのですが、どうしても都合がつかず3人で。

 

今年に入ってしばらくしてから、その4人で食事に行きました。まだ日も暮れていない時間から、あんこう鍋をつつきます。

この4人でいるときの安心感と言ったらありません。卒業以来、私の記憶ではこの4人が揃ったのはこの時がはじめてでしたが、それでも違和感がなかったのは私にとっては嬉しいことでした。

 

3人からはどこか若々しさが感じられたような気がしました。それは、私がみんなよりもはやく若さを失いつつあることによる相対的なものなのか、それともみんなが若かった時のことを思い出すうちにそう感じられたものなのか、それは良くわかりません。

 

近況やこれからのことよりも、かつてのこと、というのが話題の中心になります。

面白いもので、一緒に経験した出来事でも、みんながみんな覚えていることが違うのです。私は記憶に関する脳の容量が少ないのか、過去のことを本当にすぐに忘れてしまいます。みんなの話を通して、ようやく断片的に思い出したり、それでもやっぱり思い出せなかったりしました。それはそうと、あんなことがあった、こんなことがあったと笑い話に花が咲きます。微妙に違って覚えていることも、それはそれで笑いを誘います。

 

お腹も落ち着いてきたので、次の店に移ります。

そこでもたいして変わったことがあるわけでもありませんが、ひとつの話をきっかけに、また次の思い出話に向かっていきます。ただただ懐かしい時間を味わいました。

この3人だけに限らず、この時期に私が出会った気の置けない仲間たちは、本当に私を救ってくれます。こういう関係を築ける人たちとはもう出会わないのではないかと思います。卒業してから出会った人たちの中にも、私の人生にとって欠かすことができない人たちがいます。それはまた少し違った意味合いがあり、それはそれでとても大切なことなので、学生時代はよかったなあ、とはけっして思わないのですが、少なくとも学生時代に出会った友人たちとは本当に心地よく過ごせるし、これからも折に触れてそれを実感し続けていくのだろうと予感しています。

 

最後はカフェに寄りました。

そこで、一人が今の仕事が向いていると思うか、という話をはじめました。この日、ほとんどはじめてと言ってもいいくらい、今の、そして将来につながる話になりましたが、ほどなくして時間いっぱいとなりました。今度はそういう話もしたいなと思いますが、どんな話でも口火を切るのは私ではないので、どうなるかわかりません。

いずれにしても、また4人で集まりたいと思っています。