クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

濃すぎて味がわからない

人は誰もがそうだとは思いますが、自分自身を形成する上で特に重要な人たちというのが少なからずいると思います。

私にもいます。

そういう人たちに訪れる幸せ、そういう人たちにとって嬉しいこと、喜ばしいことは、自分のことのように嬉しかったり、自分のことのように喜ばしかったりするものです。

 

 

先日結婚した二人は、どちらも私にとってのそういう人でした。

友人同士が結婚するというのはこれまでにも何度となくありましたが、それとは比べようもないほど深く大きな喜びがやってきたのです。

 

同じ仲間うちの二人ですので、当然、披露宴に集まるのは共通の友人が多かったのですが、そのこともまた想像以上に嬉しくて、一日中ワクワクが止まりませんでした。

 

披露宴は、それはそれは鮮やかな二人の色が輝くものでした。

 

 

私とこの二人は、一時期、毎日のように同じ時を過ごしていました。

出会ったころからすぐに仲が良くなったわけでは決してありません。

そもそも私自身が人との距離を縮めるのが苦手な人間ですから、当然といえば当然ですが。

 

片方は、コンビニの前でじゃんけん3人抜きをされたことがあって、私はそれが一つのきっかけだったのではないかと記憶しているのですが、細かいことは覚えていません。それから加速度的に距離が近づいていったように思います。

 

もう片方は、共同作業を通してこそ得られる相互理解というものもあるのだと思いますが、 いろいろな面を知ることができて、いろいろな魅力に気がついて、それですっかり意気投合したのかどうかわかりませんが、とにかくすっかり距離がなくなってきていて、合わせて私もどんどんどんどん近くに接近していました。

 

もともと底辺に流れているものが似ていたのだと思いますが、なんだかわからないけど居心地がよかったのでしょう。 すっかり寄りかかってしまいました。

 

チャンスの時に応援してくれるのはもちろんのこと、ピンチの時にも変わらず応援してくれるし、特にチャンスでもピンチでもないような時でもたぶん応援してくれているんじゃないかと思っています。

そんなこんなで、いつの間にか、どっぷり寄りかかりっ放しになってしまったのですが、寄りかかられる方は大変だったと思います。でも、それでも、どっぷり寄りかからせてくれていたのでどれだけ感謝すればいいのかわかりません。

 

 

そして、その二人がいよいよ結婚することとなりました。

私からすれば、だからと言って何が変わるわけでもありませんが、それでもやはり何かが変わるのだろうと思います。

その節目が結婚式の日であることは、私にはわかりすぎるほどにわかっていました。

 

 

その日はやってきました。

凝縮しきれるはずもない濃厚な日々を、これでもかと言わんばかりに凝縮した日になりました。

二人にとって、幸せな日だったとしたら、それ以上は何も望みません。

もしそうであってくれれば、私にとっては十分すぎるほど幸せな日です。