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クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

蒔いた種に咲いたのは造られた花

現象だけをとらえても、その本質にまではたどり着きません。

 

情報があふれている時代です。

原因から結果に行き着くまでには表に出てこない様々な積み重ねが影響してきます。あふれる情報に、それがどこまで反映されているのでしょう。

 

 

瓦礫にまみれた土地を少しずつ整理してきた人たちを知っています。

真摯に土を耕してきた人たちを知っています。

愛情を持って種を蒔いてきた人たちを知っています。

こまめに水をあげてきた人たちを知っています。

芽吹く直前に、そういう人たちを追い払った人たちを知っています。

芽が出そうなところを踏み散らかしている人たちを知っています。

造花を植えつけて満足している人たちを知っています。

かれそうな芽には見向きもしない人たちを知っています。

土だけは何とか守り抜こうとしている人たちを知っています。

再びきれいに咲くときを見据えて今は黙って水をあげている人たちを知っています。

 

 

芽吹くか芽吹かないかという時に、急にきれいな花が咲きました。

遠くから見る人たちは、不自然な造花に気がつきません。

きれいだ、きれいだ、と、手を叩いて喜びます。

無理もないことです。

 

花畑の責任者は、造花だとばれないうちに逃げようとしています。

もちろん造花の業者は大儲け。

 

この花の成長過程を知っている人たちの中には疑問を持つ人たちもいます。

でも多くの人は今の造花で大喜び。

 

造花は土を耕さなくても咲き誇ります。

造花は水をやらなくても咲き誇ります。

造花は種を落としません。

 

 

私は踏み散らかす人たちに耐え切れず、途中で逃げ出しました。それが私の負い目です。

今はまだ肥沃な土が残っています。

また種蒔きから始める必要がありそうです。

 

 

自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の頭で考えて、自分の心で感じたものを信じます。