クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

無音の大歓声

気がつけば一つ歳をとりまして。

節目と言えば節目の年齢になりましたので、そんな日に感じていることも書き残してみようかと思い、パソコンに向かい始めました。

薄々気がついてはいましたが、やはり。

 

どうしても気分的にいい時もあればよくない時もあって、よくない時は考え事をしようとしても雑念ばかりが入ってきてしまい、なかなか集中できないものだったりもします。

そういう時が、たとえば年の変わり目とか、たとえば何かの記念の日とか、たとえば大事な勝負の日とか、そんな日と重なってしまうこともあります。

まどろっこしくて申し訳ありませんが、つまりは今年の誕生日が気分的によくない時と重なってしまったということです。

 

そんなんだから、何を書こうにも書けるほどにまとまらないわけです。

こういう時は、今のことを書こうとしても、それは未来へ向けてのことでもあるため、ますます書けなくなっていきまして、だったら反対に過去のことを振り返ってみようかなと。

 

 

過去を振り返るとき、文章はとても大きな力を持っていると思いました。

私は日記をつける習慣が一切ありませんので、こういう時にもったいないという気になるのですが、だからと言って日記をつけ始めようとは思わないのが私でもあります。今はこうしてブログという形で書いていますから、これはこれで大いなる進歩でもあるのです。

日記ではありませんが、たまに残る文章を作っているときがあります。

 

 

しばらく前、仲間内で集まるときに漫才をやる機会がありまして。まあ自らすすんでやったわけではなく、ご指名いただいたので断ることもできず(といいつつ内心喜んで)やってみたのですが、緊張のあまり、その時の仲間の反応は覚えていません。

そのネタのデータが残っていまして、恐る恐る読み返してみました。

当時は会心の出来だと思えるくらいきちんと面白いネタを作ったつもりで、わりと自信作だったんですが、はたして本当に面白かったのだろうか、今の私が判断してみようと。

 

読みました。

 

面白い。当時の私、本当に面白い。

内輪ネタも入れてあるし、かといってそればかりでもなく、自虐も入っていれば得意パターンも入れ込んで、細かいボケ、わかりやすいボケ、最後はきっちりオチもつけていて、その一つ一つのネタが私好み。もし私が客であれば大爆笑間違いなし。

読みながら一人でにやけてしまいました。

 

 

これまたしばらく前に、ハーフマラソンに出場しました。出場予定だった4人で、申し込みしてからマラソン通信を送り合っていました。で、結局言いだしっぺはどうしても参加できなくなり、3人で走ったのですが、走った後のマラソン通信は、それぞれ感想を送りました。

私が送った文章がこれまた残っていたので、こちらも恐る恐る読み返してみました。

当時はこれは読みごたえがあるぞ、と思いながら送った覚えがあって、わりと自信作なのですが、はたして本当に読みごたえがあるのか、今の私が判断してみようと。

 

読みごたえがある。当時の私、本当に読みごたえがある。

 

そのハーフマラソンの記憶もはっきりと思い出せるわけではなかったのですが、いざ読んでみると当時の情景が、またその文章を書いているときのワクワク感が、次々よみがえってくるのです。

こちらも読みながら一人でにやけてしまいました。

 

 

さすがに昔からは変わったと思うこともたくさんありますが、こういう感性はなかなか変わるものではないようです。

それが万人受けしないものだということはさておき。

 

 

調子の悪い時にはせめて自分くらいはこうして自分を肯定しないと。

 

 

しかし、こんな文章になるとは。なんと中身のないことか。

これも後に振り返ることがあるのかと思うと恐ろしい。