クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

あざやかなまでののびやかさ

きつねうどんを食べました。

 

初詣の帰りのことです。

 

 

神社の近くにあるうどん屋さんなのですが、どうやらずいぶんと昔からあるようです。大通りから3本ほど中に入った細い通りにあるので、普段目にとまるお店ではありません。

数年前、その神社にお参りに行ったついでに近くをフラついている時に見つけました。ちょうどお腹もすいていたので何気なく入ってみたのですが、それ以来、たまに寄るようになりました。

 

うどんかそばかと言われたら、十中八九そばを頼んでしまう私ですが、そのお店のうどんは、時折食べに行きたくなります。

手打ちのうどんはかめばかむほど小麦のおいしさが存分に味わえます。薄味の澄んだだしには雑味がなく、ついつい飲み干してしまうほどのおいしさで、あげの油が広がるとこれまたたまりません。

 

 

ただ単に良いものであれば売れるという時代ではないようで、ブランド力だ、付加価値だ、と必死に工夫していかなければ生き残っていくのも容易ではないと聞きます。

消費者は刺激的なものに飛びついてもすぐに飽きてしまうらしいので、次から次へと刺激を与えて、変化をつけていかないと、あっという間において行かれることもあるようです。

 

その店は、実にシンプルで、それでいてとても丁寧でした。そのものの本質が上質なものであるならば、あえて刺激を与えなくとも、あえて変化させなくとも十分なんだということでしょう。

 

刺激のスパイラルに乗るのか、本質を見つめるのか、二者択一ということはないけれど、どちらか一つを選ぶとするなら、後者を選んでみるのも一興。

生産者としても、消費者としても。

 

うどんをかみしめながら、そんなことまで味わえるうどん屋さんでした。

 

 

そのうどん屋さんは七味でしたが、私は一味のほうが好み。

あれ、七味って何が入っているんだったっけかな。

もう忘れてしまった。