クラブロクラブ

自然な波に乗せられて

サバの骨の曲線

何かと話題の風立ちぬ。

見ました。

公開前から見ようとは思っていましたが、ようやく。

 

まず驚いたのは、自分の席を探していると、たまたま同じ列に知人夫妻がいたということ。

あな恥ずかしや。

 

 

さて、本編。

大人向けのアニメでしたね。

少なくとも、私が子どものころに見たら、あまり面白くないと思います。

しかし、ラッキーなことに私は大人なので、楽しめました。

テーマが多すぎて若干消化不良気味ではありますが。

 

 

宮崎駿さんの好きなものや思い入れ、価値観、メッセージなどがあふれていたと思います。

 

飛行機、空、夢、帽子、タバコ、優しさ、出会い、恋、仕事、復興、平和、矛盾・・・

 

それぞれに思うところがありましたが、取り留めもなくなりますのでまたの機会に譲ることにして、ここでは絞りましょう。

テーマは、(おそらく制作サイドからすると大したテーマではないかもしれませんが、)「失われつつある日本の美」です。

 

たとえば自然。

たとえば所作。

たとえば言葉。

 

もちろん時代背景として描いていたといこともあるかと思いますが、

実はちょっと強調してみたかった部分ではないかと勝手に想像しています。

 

緑がとてもきれいでした。

動きがとてもきれいでした。

言葉がとてもきれいでした。

 

関東大震災からの復興や飛行機の進化を描きながらも、まだこの頃は社会の発展が自然と共存していたのでしょうか。

ふすまの開け閉め、会釈、姿勢、そのひとつひとつに美しい型があり、それを身に着けるのが当たり前だったのでしょうか。

ひとつひとつの言葉に込められた美しさ、丁寧さ、礼儀正しさのもと、心が通じていたのでしょうか。

 

失うものもあれば、得るものもある。

その通りではありますが、残念なことに一度失うと取り戻すことが難しいものばかりを失ったようでした。

 

 

得たものはいったいなんだったのでしょうか。

 

 

かけがえのないものを育む力に変えましょう。